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1996年の歌会始で雅子さまは「ろ手もちてひたすら花の苗植うる知恵おそき子らまなこかがやく」という歌を詠み、これは児童施設を訪ねたときの感想を詠ったものなのだそうです
この「知恵おそき子」という表現が批判の対象になっているようです
この歌の中に出てくる「知恵おそき子」というのは、「知恵おくれ」という表現と違い、和歌の世界では容認されている用語なのだとか…
それならそれで問題じゃないんじゃないの?とも思うのですが、どうなんでしょうか

過去にも、障害児に想いを寄せた天皇・皇族がこのような言葉を使って歌を詠んだことがあるのだそうです
いくつか紹介すると…

「健かに育てと願ふ親にして智慧たらぬ子に思ひ増すらむ」宣仁親王殿下(1973年)
「手足のわざままならぬ子ら見まもりて幸おほかれとわが祈るなり」正仁親王殿下(2004年)
「はり紙をまなぶ姿のいとほしもさとりの足らぬ子も励みつつ」昭和天皇(1951年)

これらの歌に出てくる「智慧たらぬ子」「手足のわざままならぬ子」「さとりの足らぬ子」はいずれも障害のある子供のことを指しています
これらの歌がよしとされるのなら、雅子さまの「知恵おそき子」だけが批判されるのはおかしなことです
このことは雅子さま批判の総合サイトとも言えるサイトでも紹介され、「知恵おそき子」という表現自体には問題がないとの見解が述べられていました
でもそれならなぜこのことを「事件」としてリストアップするのか…それは雅子さまが愛子さまの誕生会見で言ったことと結びつけているからなのですが、私としてはそのことはそのことだけとして触れるとして、このように関連づけて見るべきではないと思うので、この和歌の件はこれだけのこととして意見を述べたいと思います

他の皇族たちも「智慧たらぬ子」「手足のわざままならぬ子」「さとりの足らぬ子」といった表現を使っていることから、雅子さまの「知恵おそき子」は問題があるわけではないのだと思います
「智慧たらぬ子」「手足のわざままならぬ子」「さとりの足らぬ子」という表現を使った皇族たちに対し、雅子さま批判総合サイトとも言えるサイトでは「愛情に満ちた眼差しがある」とか「障害を抱えた子供たちに対して、ご自身の心をお寄せになり、彼らの幸福を願って詠んでいる」といった感想を述べているのに、雅子さまが障害者の目が輝いていたということを詠んだことに対しては特段そのような感想を述べないことに同じことをしていながらずいぶんと違うものだなあという思いを受けます
批判をしたい人たちは、批判の対象になっている人のやることなすことすべてが悪く感じられ、何でもかんでも批判的に見えてしまうのでしょうけど、同じことをしているのに感じ方が異なるのは、批判する人の先入観や偏見や思い込みがあるということを知ってほしいですね

個人的な感想を述べると、もし私が障害児のことを歌に詠むとしたら、敢えて「知恵おそき子」とか「智慧たらぬ子」「手足のわざままならぬ子」「さとりの足らぬ子」といった表現は、和歌の世界では容認されているとしても使わないと思います
わざわざ障害がある子供だということを主張して歌にしなくてもいいと思うし、単に「子」だけでいいんじゃないかと思ったりもします
「それでは歌の意味が伝わらない」のだと言うのなら、その言葉を使わずとも「障害児のことを詠んでいるのだな」と感じさせるような表現をするのが和歌の見せ所なんじゃないかと思いますね
今年の歌会始で一般の方が詠まれた歌で目の見えない人のものがありました
「我が面は光に向きてゐるらしき近づきて息子(こ)はシャッターを押す」という和歌です
「ゐるらしき」という表現からこの人は目が見えないのだなということがわかります
こういった感じで直接「知恵おそき子」「智慧たらぬ子」「手足のわざままならぬ子」「さとりの足らぬ子」と言わずに歌に詠むのが私としては理想的ですね
和歌の世界のことがわからない私が言うのもおかしいですし、じゃあ実際に詠んでみろよと言われても詠めないのですが、もし私が障害児を歌に詠むのなら、直接的な表現を避けて障害児のことを歌にしようと思うと思います
これらの歌の善し悪しは正直わかりません
「知恵おそき子」「智慧たらぬ子」「手足のわざままならぬ子」「さとりの足らぬ子」という響きはどれも柔らかいものですし、何の悪意も感じられないし、和歌の世界で容認されているのならそれはそれで構わないとは思いますけど、私なら避ける表現だと思います
だからと言ってそういった言葉が使われた和歌を批判したり不満を感じたりすることはないと思います
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